弱みを見せられる強さ
皆さんは、自分の『強み』を把握していたり言語化されているでしょうか?
もしくは得意なことや、好きなことでも構いません。
例えば、自己紹介や、相手に自分のことを知ってもいたい時は、自分が『できること』であったり『得意なこと』などの『強み』を話す機会は多いかと思います。
もちろん、それらが相手へのアピールとなり、相手からは『この人はこういう事ができるのか!』と認識してもらえることで、関係性ができたり時にはビジネスに繋がることもあります。
では逆に、『自分の弱み』や『できないこと』を人に話すことはあるでしょうか?
おそらくこの機会は少ないのではないかと思います。
少なくとも以前の僕は、『自分の弱み』や『できないこと』を人に伝える事もできなければ、知られることすら『恥ずかしいこと』だと思っていました。
それなのに、自分ができることを棚に上げて、同じことを他人ができないと、『こんな事もできないのか?』と、口には出さずとも内心で思ってしまっていた事もありました。
猛省しております。
なぜ、この様な思考になってしまうのかを考えると、昔からの教育体制にあるのではと感じています。
今振り返ってみると、僕の子供の頃の体験と体感は
- 多数決
- 出る杭は打たれる
- 平均以上は当たり前
- 周りと同じようにする
- できないことは、できるように努力する
- 自分の意思よりも、親・先生の言うことを聞く
そしてその教育のまま、大人になり社会に出ると今度は
- 個性を出せ
- 自分の意思で動け
- イノベーションを起こせ
- できる能力ではない仕事に就く
- やりたいこと・出来ることではなく、求められることだけやらされる
- でも結局、上司の言うことは絶対
という、人生を僕自身が体験し体感してきました。
全く同じとは言いませんが、近しく感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この様な人生を生きてくると、やはり『自分の弱さ』を周りに見せたり知られることは、『恥ずかしいこと』と思ってしまい、『完璧にやらなきゃ!』『何でも出来るようにならなきゃ!』と自分を追い込んでしまいがちになってしまいます。
もし今、このように苦しんでいる方に向けて、いきなりその考えを変えましょうというのは、少し酷な話です。
ですので、『弱みを見せられる自分になろう』ではなく『弱みを見せることで得られること』について、少しでも知ってもらえたら嬉しいです!
具体的に、『自分の弱み』を人に伝えることで得られることとして
- 仲間ができる
- 協力を得られる
- より自分の強みが活かされる
この3つかと思います。
確かに、人に『自分の弱み』を話したり知られるのは、恥ずかしいかもしれません。
しかし、反対に考えてみて下さい。
誰かがあなたに勇気を持って、『私は〇〇が苦手でできないんだよね・・・』と言われたら、どう感じるでしょうか?
僕なら
『打ち明けて貰えて嬉しい!』
『何か力になれないだろうか?』
『そこの苦しんでいたのか・・・』
という気持ちになります。
そう思えば、もしかたら僕と同じ様な気持ちになる人がいたら、僕が『自分の弱み』を話すことは、恥ずかしいことではなく、むしろ同じ価値観を持っている『仲間』ができていきます!
そして『自分のできないこと』は『誰かの個性を活かすこと』に繋がります。
これも逆に考えれば、誰かのできないことで自分ができることなら、それは自分の個性を活かして輝ける証拠です!
こうして、お互いの『できること・できないこと』『強み・弱み』『得意・不得意』が分かってくれば、最強のチームが出来上がります!
そのためには、人に『自分の弱みを見せられる強さ』が必要になります。
弱いことは弱くありません。
弱いことは強いことです。
ぜひ、まずは自分から『弱み』をさらけ出せる人になっていきませんか?
ではまた!
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