『心に残る話し方』/信長:書評
信長さん著書の『NO.1ホストが明かす心に残る話し方』を読みましたので、感想を書いていきます!
ホストやキャバ嬢のの方が書かれた本を読むのはこれが3冊目です。
相手を喜ばす職業の方から学ぶことって、とても多いと思います。
それは単純に顔がいいとか、口が上手いだけではなく、なぜその言葉を選んだのか?なぜその言葉を言わなかったのか?なぜその行動をしたのか?など、すべてを言語化できていることに素晴らしさを感じることができます。
また、どの方も仰られているのが
最初はお客様がつかずにダメな日々が続いた。
どうすればお客様が楽しんでくれるのかを必死に考えた。
と、皆さん同じことを仰られています。
やはり、これはどの仕事でも一緒だなと思うのが
いきなり最初から、すべてが完璧にできる人などいないということ。
そして、できていないことを認め、どうすればできるようになるのかを必死に考えできるまで実行する。
できるまで続けられた人が、成功する人なんだなと改めて感じることができました。
この本では、『心に残る話し方』を念頭に置き、なにをするかよりもなにをしないべきかを書かれています。
これまでどの本も
- こうしよう
- これをやろう
- このようにすればいい
と、やるべきことが書かれた本が多いですし、実際書かれた事をやるのが一番の近道でもありました。
しかし、そこに落とし穴があり、『やるべきこと』をやっているようで、実は『やらなくてもいいこともでやっている』ことが多いのです。
特に『話し方』では、男性との話し方と女性との話し方では
全くと言っていいほど違いがあります!
特にビジネスでは男性を相手にすることが多く、結論を先にすることもありますが
女性が相手の場合は、結論から言ってしまうとNGな場合があります。
とくに女性の場合は、共感することを大事にしている場合が多く、ここを分かっていないと、仕事でもプライベートでも信頼を得ることが難しいとされています。
ここは、女性のお相手になれていらっしゃるNO.1ホストの方が仰られているので、間違いはないでしょう!
また会話が苦手という人であっても、簡単な会話の広げ方や掘り下げ方など、要は『会話の仕方』が書かれた内容になっています。
とは言っても、難しいことは書かれておらず、本当に基本的なことから、やることよりもやらないことをするだけでいいテクニックなど、とても分かりやすい内容です。
この一冊を読んで、あえて一言にまとめるとすれば
会話とは相手が主人公ということ。
ついつい人は、自分のことだけを話しがちです。
誰だって自分の話を聞いてほしいし、理解してほしいし、肯定してほしい。
だとしたら、相手も同じ気持ちなのではないでしょうか?
三流は『話す』
二流は『聞く』
一流は『引き出す』
そんな『会話』について、NO.1ホストという実績がある方が書かれた本です。
ぜひ『会話』に自信がない方は手に取って読んでみてください!
ビジネスにプライベートにと、全ての『会話』において役に立つ一冊ですよ!