説明は速さで決まる/中村圭:書評
中村圭さん著書の『説明は速さで決まる』を読みましたので、感想を書いていきます!
説明は速さで決まる ~ 一瞬で理解される「伝え方」の技術 ~
- 作者: 中村圭
- 出版社/メーカー: きずな出版
- 発売日: 2019/05/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
情報過多の現代
説明は短かければ短いほどいいですよね。
特に僕も新人の頃、上司への報告の時などは、まずは結果から話してから根拠や理由を話せとよく注意されていました。
今はその頃に比べれば改善できたかなとは思いますが、まだまだ至らない場面や苦手なことはたくさんあります。
著者の中村さんも昔は説明が苦手だったそうです。
しかし、以前、樺沢先生のオンラインサロンであるウェブ心理塾で中村さんにお会いしたことがあるのですが、話は分かりやすいし丁寧ですし面白いし天然パーマのインパクトは凄いですし、今回の本を読んでも、『本当に説明が苦手だったのかな?』と思ってしまうほどです。
と、言うことはこの『説明は速さで決まる』の内容を実行すれば、僕も苦手を克服できるかもしれない!
詳しい本の内容は控えますが
- なぜ速い説明が現代で必要なのか?
- ターゲット思考
- 最速説明マップ
- 透明ルート標識
- 脳内ナビ・ワード
- 無意識クラクション
- シチュエーション別で見る「説明のコツ」
目次を見るだけでも、『なんだこのワードは!?』と興味を惹かれる言葉ばかりです!
すべての章の中でも、2~4ページごとに内容が区切られているので、一つ一つが長くなくスッと頭の中に入ってきます。
『なるほど!』と思える内容もあれば、『なんでこんなことに気づかなかったんだ!』とも思えたり『無意識に使っていたけど、こんな効果があったのか!』などなど、新しく気付けることも多ければ、なるほどと思えるテクニックまで、中村さんの12年のコピーライター経験が活かされている、そんなことまで教えちゃっていいの!?というほどの内容です!
営業手法や人に伝えるテクニックとしてよく言われる
- これから3つの話をします。
- ポイントは3つあります。
- 5つの方法ですべてが決まります!
これらはよく使われるテクニックでもあり、僕も実際に使っていますが
そもそも3つも話がある時点で、今の時代には効果的ではないそうです・・・
やばいですね現代
それでも、この本を読めば一発解決!
ほんの一言付け加えるだけでよかったり、同じ言葉でも言い方を変えるだけでよかったりと、今すぐにでも使える内容ばかりです!
説明が長くて分からない
もっと要約して
と、相手から言われてしまったり
話している自分でも何を伝えたいか分からなくなる
本当はもっとうまく伝えたいのに、まとめられない
と、自分でも話し方を課題としている人にこそ、オススメしたい一冊となっています!
ぜひ、手に取って読んでみてください!
手に取ったその瞬間から、あなたの伝え方が変わるかもしれません!
説明は速さで決まる ~ 一瞬で理解される「伝え方」の技術 ~
- 作者: 中村圭
- 出版社/メーカー: きずな出版
- 発売日: 2019/05/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『空母いぶき』:映画感想 *なるべくネタバレ無し!
映画『空母いぶき』を観たので、感想を書いていきます!
2時間ずっと緊張していて、観終わると疲れていましたw
それぐらい緊張感のあるストーリーと役者の演技、そして映像!
ミサイルが打たれる度に、拳を握り『当たるな!』と祈っていました。
そしてなにより、『空母いぶき』を観て考えさられることが多くありました。
戦闘と戦争の違いは?
戦うことと護ることの違いは?
やらなければやられないのか?
やればやられるのか?
やらなければやられるのか?
西島秀俊さん演じる艦長の秋津竜太と、佐々木蔵之介さん演じる副艦長の新波歳也は
互いの意見の違いから、ストーリーの要所要所でぶつかりあいます。
しかし、互いの根本にある気持ちは同じ。
日本を守りたい。
この気持だけはお互いに変わらず、その方法や考え方が違ってしまっているのです。
これは観ている観客もどちらかだけに感情記入するのではなく、『自分ならどう思うか?』と常に自問自答しながら観ると、より深くストーリーを楽しむことができると感じました。
戦争を体験したことがない今の時代に生きている我々
平和な日本にいることの幸せ
その平和を守ってくれている人たちの存在
ぜひ、劇場で『空母いぶき』を観ながら、『自分ならどう思うか?』を意識しながら観てください!
とても考えさられる映画です。
実験思考/光本勇介:書評
光本勇介さん著書の『実験思考』を読みましたので、感想を書いていきます!
みなさんは、『失敗』にどんな印象があるでしょうか?
失敗すると落ち込む・・・
失敗すると評価が下がる・・・
失敗すると二度と取り返せない・・・
あまりいい印象はなく、ネガティブなイメージですかね?
特に日本では『失敗』した人に対し、冷たくしたり評価を下げたりと、『失敗を許さない』傾向にある気がします。
失敗は失敗ではありますが、その失敗には価値があり成功するまでの過程でしかありません。
しかもそれが『実験』ならどうでしょうか?
これまで一度も失敗せずに成功した実験なんてありません。
失敗があったからこそ、別の考え方ができ、何度も何度も失敗を重ねたから『成功』することができたのではないでしょうか?
この本で光本さんは、ビジネスを『実験』と読んでいます。
大切なのは『とりあえずやってみよう』という気持ち。
これまで光本さんが『実験』してきた事業・これから『実験』したい事業・『実験』したけど失敗した事業・その失敗があったからこそ成功した事業、などなど、本当に多くの『実験』をされており、一歩踏み出すことを躊躇しないワクワク感に、読んでいるこちらまでワクワクが感染するほどでした!
光本さんの根底にあるのは『実験したら世の中はどう変わるんだろう?』という探究心だけ。
そのためには、サービスを出すタイミングをしっかりと考えたり、常に世の中の当たり前を疑ってみたり、どうせやるなら狂ったように振り切ったりと、慎重でいて大胆な行動に驚かされるばかりでした!
特にこの本で面白いのが
この本ですら『実験』であること!
どういうことかと言うと、『実験思考』の価格に驚きます。
なんと390円+税なのです!
安すぎます。
普通、こういったビジネス書って、一冊1,500円ぐらいはするじゃないですか?
それがなんと原価の390円で売られているのです。
原価なので、Kindleでは驚異の0円だそうです!
ではどこから利益を生み出すのか?
ここが面白いところで、価格は自由なんです!
本の中にQRコードがあり、それを読み込むとサイト経由で自分の好きな金額を払うことができます!
つまり、読んだ後に面白ければ自分が決めた金額を払えばいいし、面白くないと思ったら払わなければいい。
面白いと思っても払わなくてもいい。
しかもリアルタイムで今現在いくら集まったかを見ることもできます。
ぶっ飛んでますねw
お金が集まらなければ、光本さんが数千万損をしますし、お金が入っても投資としてそのお金を読者プレゼントするそうです。
つまり、損得とかなにも考えずに、この実験結果がどうなるのかを光本さんが楽しんでいるだけなんですね。
やっぱりぶっ飛んでますねw
これだけ狂っていると、見ている僕までワクワクしてきてしまいます!
ぜひ、皆さんもこの『実験』に加わってみませんか?
面白い世界が見えるかもしれませんよ!
弱いところを見せることは弱いことじゃない
みなさんは自分の苦手としていることや、不得意なことはあるでしょうか?
おそらく『不得意なことは一つもない!』という人はいないと思います。
反対に『得意なことは一つもない・・・』なんて人もいないと思います。
例えば僕は『数字の管理』が大の苦手・・・
でも『人に教えること』は少しだけ得意です!
ただ、自分は得意だ不得意だと思っていても、上には上がいるもんで、僕より圧倒的に『人に教えること』が上手い人がいたり、僕以上に『数字が苦手』という人だっています。
だからといって、自分の得意不得意を隠す必要はありません!
例えば、サッカーや野球を教える人はプロじゃなきゃダメでしょうか?
医者や教師であれば『資格』や『免許』が必要ではありますが、20年も30年も経験しないと、人前に出てはいけないでしょうか?
要は、自分が教える人よりちょっとだけ知識があって、その人に分かりやすく伝えられて、理解してもらえればいいんです。
ビジネスだって、先輩や上司が全員その事業のプロでしょうか?
知らないことはなにもない、完璧超人なんていません。
でも教えてますよね?
それと一緒で、教える人よりちょっとだけ知識があるだけでいいんです。
むしろ、身近な存在のあなたの方が、厳つい上司より頼られるかもしれませんw
そして、自分の不得意や苦手としている『弱いところ』は隠さずに、どんどん人に打ち明けてしまいましょう!
心理学的には『自己開示』というものになりますが、そんなに難しいことではありません。
人は、相手からプライベートなことや苦手としていることを打ち明けてもらうと、それに応じた話を返そうという心理が働きます。
例えば、こちらから趣味の話をすると、相手も趣味の話を始めたり
プライベートな深い話をすると、それと同じぐらい深い話をしだしたりします。
つまり、自分の弱いところを先にさらけ出すことにより、相手も苦手としていることを話してくれる。
そこで、相手の助けになれることがあったら、全力で助ける!
しかもギブファーストで!
すると今度は、相手があなたの苦手なことが自分の得意なことだと分かると、お返しをしてくれるようになるのです!
人には得手不得手があります。
相手が苦手として自分が得意なことなら、全力で手伝ってみてください。
そして自分が苦手なことは、得意な相手にやってもらえるようにしましょう。
その為には、まず自分から相手に尽くすギブファーストが大切です!
自分の弱さを見せることは弱いことではありません。
お互いに弱さをさらけだし、お互いに得意としていることを助け合う。
そんなマインドセットを大切にしたいですね。
やる気は『先』か『後』か?
『やる気出してからやろう!』
『やる気スイッチオン!』
『やる気出ろ!』
なんて言っているうちは、一生やる気なんて出ません!
『やる気』はやる前に出したり出るものではなく、やっていたらいつの間にか出ている。
それが『やる気』です。
つまり、とにかくやることが大事になります!
やる気がないのに始めるのは矛盾しているように感じるかもしれません。
でも始めてください!
5分でいいです!
- 本なら5分だけ読む
- ジョギングなら5分だけ走る
- 仕事なら5分だけ取り組んでみる
- ブログならPCを立ち上げて5分だけ書いてみる
するとあら不思議!
なんとやる気は後からついてくるんです!
車の暖機運転然り
運動前の準備運動然り
脳にも準備運動が必要です。
簡単なことを少しづつ少しづつやっていくと、『結構やれんじゃん!』と自信がついてきて、やる気も出てきます!
やる気を出すためには、まず5分やる!
やる気が出てからではなく、始めるとやる気が出てくる!
まずはやってみよう!
「9マス」で悩まず書ける文章術/山口拓朗:書評
山口拓朗さん著書の『「9マス」で悩まず書ける文章術』を読みましたので、感想を書いていきます!
僕はただいま絶賛アウトプット停滞期にあります・・・
ブログ毎日更新を目剤しているのですが、必ずしも毎日ではなく『ほぼ毎日』になってしまっている現状です。
調子のいいときはスラスラ書けるのに、一旦ストップしてしまうと何を書いていいのやらで、タイピングの指が止まってしまいます。
どうしたらいつもネタに困らず、文章もスラスラ書けるようになるのか?
その答えが『「9マス」で悩まず書ける文章術』にありました!
ヒントではないです!
答えです!
なぜブログに書くネタが無くなってしまったり、文章がスラスラ書けないかと言うと
情報不足だから。
つまり情報さえあれば、ブログネタに困ることはないのです。
ではなぜ情報が足らないのか?
欲しい情報のアンテナが立っていないからです。
そこで役に立つのが『9マス情報キャッチ法』
この方法が本の中に詳細に書かれているので、さっそく僕自身で実践してみますね!
誰でも今すぐできるほど、やり方は簡単です!
まず紙でもなんでもいいので、9マスを書きます。
紙に書いてもいいですし、僕はExcelで書いてみました。
そして真ん中に『テーマ』を書きます。
僕の場合は『アウトプット』
ここから『アウトプット』を分解していきます。
僕なりの『アウトプットの仕方』を書き出してみました。
これだけでも、アウトプット方法のアンテナが立ちます!
例えば、ブログも目的もなくただ書くのではなく、『内容は?』『どんな記事が人気なのか?』『他の人はどんなブログを書いているのだろう?』と深掘りするためのアンテナが立つようになります!
そしてこの『深掘り』がとても大事で、この9マスから更にマスを増やしていきます!
今度は『ブログ』をテーマにして9マスを作ります。
このように書き出すことにより
- 毎日更新するためにはどうするべきか?
- 内容は、書評・ビジネス・不の解決・映画感想・プライベートなことがいいかな?
- フィードバックを得るためには?
- 1記事書は30分ぐらいで書き終えたい
と、次々にブログを書くための情報アンテナが立つようになります!
そして『アウトプット』について分解し深堀したのがこちらです。
各マスを深堀することで9マスから81マスまで広げることができました!
自分でやってみてポイントになると思ったことは
思いついたことを否定しない。
例えば、僕は『本』も『YouTube』も『セミナー』も、現在は全くやっていません。
しかし、どれも興味があります。
また、『Twitterのマス』にしても『ポジティブな発言』や『共感』なども、そんなの当り前だから書かなくていいと思わずに、書き出すことで『ほかの人はどんなポジティブな発言をしているのだろう?』『共感してもらえるフレーズってなんだろう?』と情報を得ようとアンテナが立ちます。
『こんなことは書かなくていいだろう』と否定せずに、思いついたらどんどん書いてしまうのがコツですね!
この9マスを使うだけでも文章を書いていくことも可能です!
例えば『人に教える』ことを9マスを使って文章を書くと
相手に情報を教えるには、教えるコンテンツの知識が必要です。
さらには、ターゲットの情報や伝え方にも工夫が必要です。
なぜなら、小学生に教えるのか自分より年上の人に教えるのかで、教え方や教える方法も変わってきます。
ただ、大前提として『教えることが目的』ではなく、誰にでも分かりやすく教えられることで『聞いた相手がハッピーになる』ように、教えることが大切だと思います。
このような文章を書くことも可能です!
こうやって、自分自身で9マスを使っていくと、文章を書く前の『準備』がとても大切だということが改めて分かります。
情報収集や準備を怠っているから、『さあ書こう!』とパソコンの前に座っても、全く指が動かず『なにを書こうか・・・』となってしまいます。
しかし、事前の準備ができていれば書き出すときにはすでに内容は決まっているので、あとは書いていくだけなんですね!
この他、9マスだけではなく、自問自答することで読ませる文章を書けるようになる方法や、文章テンプレート・文章エクササイズなども書かれており、僕のようにアウトプットに悩んでいる方には、即効性のある、とても素晴らしい1冊となっています!
ちなみに、9マス活用法は、あの大谷翔平選手も実践し、そのことごとくを達成しているほどの有効性があります!
SNSやブログは、仕事にしていないのであれば、正直『趣味』の範囲です。
ですので、何を書こうがどんな内容にしようが、書く人の自由でもあります。
しかし、ただただ内容もなく、誰に向けて書いているのかも分からずでは、読んでくれる人もいませんし、せっかく書いているのに読んでくれる人がいなければモチベーションも上がりません。
読んでもらえるようにするには、読んでくれる人のことを一生懸命に考え、いかにその人の役に立てるか?読んでくれた人がハッピーになってくれたか?そして行動してくれたか?がとても大事だと僕は思っています。
著書の山口さんも本書でおっしゃられている、『うまい文章とは目的を達成できる文章』と書かれている通り、目的を持って書いたのならば、読んだ相手にその目的に合った行動をしてもらえれば、それは『うまい文章』になります。
逆に、行動してもらえなければ、その文章は伝わっておらず『下手な文章』となってしまいます。
やはり、いかに相手を考えて情報をキャッチし、相手の『不を解消する』ことができるかが大切ではないでしょうか?
そしてなにより
『文章=読む人へのプレゼント』
読んでくれた人が、『喜び』『ハッピーになり』『行動してくれて』『いろんな人に話したくなる』
僕も、読む人へのプレゼントになる素敵な文章が書けるよう、これからもアウトプットを頑張っていきたいです!
コンフィデンスマンJP:映画感想
映画『コンフィデンスマンJP』を観ましたので、感想を書いていきます!
超面白い!
ドラマのときから観ていましたが、コメディ×大どんでん返し系の作品は、僕の大好物です!
特に、脚本は吉沢良太さん!
吉沢さんと言えば、『リーガルハイ』の脚本もされている脚本家。
間違えなく面白い!
映画の内容を話してしまうとネタバレになってしまいますので、詳しくは書きませんが
観終わって、騙された~~~感は凄かったです!
まさかそこが伏線だったのか!
あの場面にそんな意味があったのか!
あのセリフはこのためだったのか!
などなど、観ている観客も騙されること間違えなし!
久々に見終わってスッキリする楽しい映画でした。
長澤まさみといえば、つい先日に観た『キングダム』にも出演されている女優さん。
毎回、違う作品に出演されるたびにキャラクター作りに感心するばかりです。
『キングダム』では、強く気高い『楊端和』を演じ、キレのあるアクションも素晴らしかったです!
それが今回の『コンフィデンスマンJP』になると、ガラッと変わり、コミカルな演技からシリアスな演技までなんでも演じてしまう力量!
そんな長澤まさみさんの演技を引き出すストーリーも魅力です。
結末は分からないにせよ、最後は大どんでん返しが来ることは明確なストーリーなので『騙されるもんか!』とか『この場面はもしかして怪しいんじゃないか?』と注意しながら観ていましたが
やっぱりまんまと騙されましたw
『我こそは騙されないぞ!』という方!
ぜひ、映画館で試してみてください!