実験思考/光本勇介:書評
光本勇介さん著書の『実験思考』を読みましたので、感想を書いていきます!
みなさんは、『失敗』にどんな印象があるでしょうか?
失敗すると落ち込む・・・
失敗すると評価が下がる・・・
失敗すると二度と取り返せない・・・
あまりいい印象はなく、ネガティブなイメージですかね?
特に日本では『失敗』した人に対し、冷たくしたり評価を下げたりと、『失敗を許さない』傾向にある気がします。
失敗は失敗ではありますが、その失敗には価値があり成功するまでの過程でしかありません。
しかもそれが『実験』ならどうでしょうか?
これまで一度も失敗せずに成功した実験なんてありません。
失敗があったからこそ、別の考え方ができ、何度も何度も失敗を重ねたから『成功』することができたのではないでしょうか?
この本で光本さんは、ビジネスを『実験』と読んでいます。
大切なのは『とりあえずやってみよう』という気持ち。
これまで光本さんが『実験』してきた事業・これから『実験』したい事業・『実験』したけど失敗した事業・その失敗があったからこそ成功した事業、などなど、本当に多くの『実験』をされており、一歩踏み出すことを躊躇しないワクワク感に、読んでいるこちらまでワクワクが感染するほどでした!
光本さんの根底にあるのは『実験したら世の中はどう変わるんだろう?』という探究心だけ。
そのためには、サービスを出すタイミングをしっかりと考えたり、常に世の中の当たり前を疑ってみたり、どうせやるなら狂ったように振り切ったりと、慎重でいて大胆な行動に驚かされるばかりでした!
特にこの本で面白いのが
この本ですら『実験』であること!
どういうことかと言うと、『実験思考』の価格に驚きます。
なんと390円+税なのです!
安すぎます。
普通、こういったビジネス書って、一冊1,500円ぐらいはするじゃないですか?
それがなんと原価の390円で売られているのです。
原価なので、Kindleでは驚異の0円だそうです!
ではどこから利益を生み出すのか?
ここが面白いところで、価格は自由なんです!
本の中にQRコードがあり、それを読み込むとサイト経由で自分の好きな金額を払うことができます!
つまり、読んだ後に面白ければ自分が決めた金額を払えばいいし、面白くないと思ったら払わなければいい。
面白いと思っても払わなくてもいい。
しかもリアルタイムで今現在いくら集まったかを見ることもできます。
ぶっ飛んでますねw
お金が集まらなければ、光本さんが数千万損をしますし、お金が入っても投資としてそのお金を読者プレゼントするそうです。
つまり、損得とかなにも考えずに、この実験結果がどうなるのかを光本さんが楽しんでいるだけなんですね。
やっぱりぶっ飛んでますねw
これだけ狂っていると、見ている僕までワクワクしてきてしまいます!
ぜひ、皆さんもこの『実験』に加わってみませんか?
面白い世界が見えるかもしれませんよ!