『伝わる伝え方』と『伝わらない伝え方』
前回の続きです！
今回は『伝わる伝え方』と『伝わらない伝え方』についてお話していきまーす！
突然ですが皆さんは、人に伝える事はできるでしょうか？
上手いか下手かは人それぞれではありますが、『人に伝えることをした事がない』という人は、そうそういないかなと思います。
では人に伝えた後に、こう思ったことはないでしょうか？
- 伝えたのに、伝わらなかった
- 伝えた意図と違うことしていた
- 伝えたのに、理解してもらえなかった
これらは何が言いたいかと言うと『伝えたつもりになっている』という事です。
つまり、『伝える』とは『相手の行動を引き出す』ために行うので、自分は伝えたつもりでも、相手が取って欲しい行動を引き出せなかったのであれば、それは『伝わっていない』と同じことになります。
その時に、『こちらの意図を汲み取れなかった相手が悪い』と思うのか『相手が本当に理解して明確な行動にまで落とし込める伝え方ができなかった自分が悪い』と思えるかでは大違いです。
だからこそ改めて、この言葉を載せますね。
Said ≠ Heard
言ったからといって、聞いてもらえたわけではないHeard ≠ Listened
"聞いて" もらえたからといって、"聴いて" もらえたわけではないListened ≠ Understood
聴いてもらえたからといって、理解してもらえたわけではないUnderstood ≠ Agreed
理解してもらえたからといって、賛成してもらえたわけではないAgreed ≠ Convinced
賛成してもらえたからといって、納得し行動しようと思ってもらえたわけではない
自分が相手に言った（伝えた）からといって、相手はあなたの言葉や内容や伝え方に、耳を傾けて聴いてくれたとは限りませんし、本当に自分ごとにまで落とし込んで納得し理解し行動にまで移そうと思ってくれているわけではありません。
それなのに職場でよくある話として
- 伝えたよな？
- はいって言ったよな？
- 指示したんだから、いいからやれ
という、この令和の時代に未だに昭和な考えやマネジメントをする人がいらっしゃいます。
これは『私は人に動いてもらえる伝え方ができない人間です』と自分で言っているようなものです。
だからこそ、『伝わる伝え方』が出来る人と、『伝わらない伝え方』をしてしまう人の違いはどこにあるのか？
大きくは2つあります。
- 相手を知ろうと思えているか？
- 相手の未来をイメージできているか？
この2つを意識だけでなく、それこそ自分が理解できているかで、『伝わる伝え方』が出来る人と、『伝わらない伝え方』をしてしまう人に違いが生まれてきます。
もう少し深ぼってお伝えすると、そもそも目の前にいる人に興味を持って知ろうとしているかが大事です。
- 相手はどんな人なのか？
- どんな仕事をしているのか？
- 過去に話したことはあるのか？
- 普段はどんな話し方をしているのか？
- どの様な伝え方をしたほうが、話が伝わりやすいか？
などなど、『まずは興味を持って相手を知る』ということが大事です。
意外とここができていないのに、自分の言いたいことだけを伝えて満足してしまう人がいます。
これは一対一でも一体多数でも一緒です。
初対面の人のあまりに細かいところまでを知ることは難しいですが、少なくとも何に興味があって自分の話を聞いてくれようとしているのか？どんな事に興味があって参加しているのか？は、考えておく必要があります。
また、伝えた相手にとってどんな未来が待ち受けているのかを、相手にもイメージしてもらうことも大事です。
これも2通りあり、『サクセスストーリー』と『ホラーストーリー』があります。
『サクセスストーリー』とは、その物事を行うことで、成功や輝かしい未来が実現できるとイメージさせるストーリーです。
反対に『ホラーストーリー』とは、その物事を行わないことで、失敗したり悪い未来が訪れるとイメージさせるストーリーです。
例えばダイエットであれば
ダイエットをすると、健康になるだけでなくモテるようになりますよ！というのが『サクセスストーリー』
ダイエットをしないと、生活習慣病だけでなく糖尿病や高血圧で、余計な医療費や通院に時間がかかるようになりますよ。というのが『ホラーストーリー』です。
ちなみに人は、『サクセスストーリー』より『ホラーストーリー』の方がインパクトを感じやすいと言われています。
『いつでも買えますよ！』より『期間限定！早いもの勝ち！』だと、今すぐ買わないと無くなっちゃう！という心理から、ついつい余計な物まで買ってしまうのと同じですね。
少し話がそれてしまいましたが、自分が人に伝える時に、その事を伝えることによって『相手にどんな未来が訪れるのか？』と『相手にその未来をイメージしてもらえるか？』がとても重要になります。
相手が自分の未来をイメージできれば、自分ごとに落とし込めるようになり行動にも移しやすくなります。
だからこそ僕は、人に伝える時には『相手を知ろうと思えているか？』と『相手の未来をイメージできているか？』の2つをとても重要視しています。
もし、『伝えているのに伝わっていない・・・』と悩まれている方がいらっしゃいましたら、この2つをぜひ意識してみて下さい！
ではまた！
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3月19日（金）20時
3月20日（土） 8時30分
3月26日（金）20時
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