20字に削ぎ落とせ/信元夏代:書評
信元夏代さん著書の『20字に削ぎ落とせ』を読みましたので、感想を書きます!
『話が長い』『もっと要約して』『で?』
なんてことを言われたことってないでしょうか?
僕はあります(泣)
どうしても自分が伝えたいことだけを、長々と話してしまい、相手の立場を忘れてしまっているなと感じることが多々あります。
その時は反省するのですが、また同じようなことをしてしまう・・・
このような悩みを持つ人にオススメなのがこの『20字に削ぎ落とせ』です!
この本では
- ワンビックメッセージの大切さ
- ワンビックメッセージの作り方
- 相手への伝え方
- 相手の心の掴み方
などを、素晴らしい言語化で知ることができます!
例えばCMのワンビックメッセージといえば代表的なのが
10秒チャージ、2時間キープ(森永製菓)
はやい、やすい、うまい(吉野家)
そうだ、京都に行こう(JR)
企業メッセージでも
水と生きる(サントリー)
FUN TO DRIVE,AGAIN.(トヨタ)
すべての机と家庭にコンピュータを(マイクロソフト)
さらには個人の発言でも
I Have a Dream(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)
Stay hungry. Stay foolish.(スティーブ・ジョブズ)
悩んでいる暇に一つでもやりなよ。(ドラえもん)
などなど、誰しもが一度は聞いたことがあるメッセージであり
一度聞くと忘れられないメーッセージもあるのではないでしょうか?
このような『人の心に残るメッセージ』と『忘れられてしまうメッセージ』の違いはなんでしょうか?
それが、この本のタイトルでもある『20字』なのです!
言われてみれば、上記の9個のメッセージは
20字以内
その一言で意味がわかる
だからこそ心に残りやすい
といった特徴があるのではないでしょうか?
特に、CMなどで使われているキャッチコピーは
その一瞬で見たり聞いたりしている人の心を動かす必要があるので
とても考えられているメッセージだと分かります。
そんな『心に残るメッセージ』は確かに誰もが簡単に作れるわけではありません。
だからこそ『心に残るメッセージ』を作れると、伝えた相手に行動してもらえることができるようになるのです!
『20字に削ぎ落とせ』では、『ワンビックメッセージ』を作るための『思考法』『伝え方』『心の掴み方』を知り実践することができます。
伝え方というところでは、著者の信元夏代さんは国際的なスピーチコンテストで4連覇をされたり、2019年の世界大会でトップ100入りをされているほどの、スピーチのスペシャリストなのです!
今でこそ輝かしい経歴を持たれている信元さんも、昔は全くスピーチができなかったそうです。
人前で自己紹介をするだけで緊張する
頭が真っ白になり固まってしまう
言いたいことな何?
こんな経験をされた信元さんが『ワンビックメッセージ』の大切さに気付き、実行されてきたからこそ、様々なスピーチ大会で実績を上げられ、スピーチのプロとして活躍されていることを知ると
この本を読みまずはその通りに実行することで、いきなり信元さんになれずとも、少しでも現状の自分を変えていけるのではないかと感じました。
人前でのプレゼンが苦手
話を要約するのが苦手
相手視点に立てない
などの悩みがある方は、ぜひ『20字に削ぎ落とせ』を読んでみてください!