キングダム:映画感想
映画『キングダム』を観てきたので感想を書いていきます!
ついに公開になりました映画『キングダム』!
原作を読んでいるファンとして、映画公開をとても楽しみにしていました!
キングダムのストーリーは、紀元前の中国のお話しです。
500年の闘いが続く、春秋戦国時代
史上始めての中華統一目指す『政』と、奴隷から天下の大将軍を目指す『信』の物語です。
と、簡単にストーリーを書きましたが、原作のマンガを見るとキャラクターの魅力や熱い話に涙なしには語れない場面もあり、ファンが多くいるのも納得の作品となっています!
さて、映画の感想ですが
思った以上にいい!!!
『思った以上』というのは、これまでマンガ原作が実写映画化になってよかった作品が少ないことと、2時間上映に内容を詰めると、どうしてもストーリーに無理があるのではないか?と、懸念点がありました。
その点、キングダムでは配役も世界観も良かったですし、ストーリーも原作の1~5巻にあたる『王都奪還編』だけに絞ったのも良かったです!
また、アクションもスピード感あふれる作品になっており、キャラクターや衣装の作り込み、世界観もお金かけてるな~と感心してしまうほどのできに、終始ワクワクしながら観ていました!
それだけではなく、なにがそんなに『キングダム』という作品に、ファンが惹かれているのかと考えたところ
『夢』や『ビジョン』に惹かれるのではないかと感じました。
結果的に史実の通り、政は中華を統一します。
後の『始皇帝』ですね。
僕たちはすでに、始皇帝によって中華が統一された事実は知っているので、それまでの歴史は教科書や文献でしか知る由はありません。
しかし、当時の中国では500年もの間、争いが行われており、あんなに広い土地と人々を『統一する』なんてことは誰も考えてもいなかったでしょうし、口に出したら『そんなの無理だ』『バカバカしい』『現実を見ろ』と言われていたかもしれません。
それは壮大な『夢』であり『ビジョン』であり『妄想』です。
それでも結果としてやりきった!
原作や映画を観ていて感じましたが、なぜ現代の僕らはキングダムを観て熱くなれるのか?
なぜ、当時の人たちは、王に着いていったのか?
そこには明確な『夢』や『ビジョン』があり、それに共感して一緒に夢を叶えたいと思ったからではないかと思います!
王である政は『中華統一』という壮大な『夢』を語り、人々に『夢が叶った先の明るい未来』を語りました。
その『夢』に共感し集まってくる人々。
さらに王であるにも関わらず、政は自分にできない事・足らないことを自ら認め、『手を貸してくれ』と願います。
その上、例え戦場であっても、政が自ら先頭に立って立ち向かい、活路を開きます!
自ら発し、自ら弱みを見せ、自ら動く王
そんな姿に、きっと現代の僕たちも当時の人々も心を動かされたのではないかと感じました!
なんかビジネスっぽくないですか?
それもそのはず、最近では『キングダム』になぞられて、ビジネス書まで出ているほどですw
始皇帝である政の話ばかりしてしまいましたが、どちらかといえば主人公は信であり、
政の中華統一と並行して、信の代将軍までの成り上がりをメインに描かれています。
信も最初は奴隷でありながら、一兵卒から将に上がりいつかは『天下の大将軍』を目指す身です。
そんな信も等級が上がるにつれ、後輩や部下ができ時にはマネジメントに苦しみます・・・
やっぱりビジネスっぽいですねw
信にも『天下の大将軍』という『夢』があり、その夢に賛同や共感を得た人たちが信の周りに集まる。
そして信もまた、リーダーでありながらも、自らが先頭に立ち活路を開いていく。
時には挫折もしたり負けることもあるが、自分の足らないところは努力を怠らず、仲間の力を借りながらも、一歩一歩着実に実績を作り成り上がっていく。
そんな、信が作るサクセスストーリーにも惹かれるところがあり、むしろ勉強にもなりますね!
後半は、ビジネスの話になってしまいましたが、まとめると
- おもしろい!
- 原作に忠実なキャラクターとストーリー!
- 衣装や世界観の作りこみ凄い!
- アクションいい!
- 原作見てなくても大丈夫!
- でも原作見ておくと面白さ倍増!(1~5巻)
- ビジネスに転用できる!
映画キングダム!
ぜひ、劇場でご覧ください!