人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている:書評
読み終わったら、何を信じればいいのか分からなくなってきた・・・
表紙・内容ともにとても軽い感じの本なのかと思いきや
人の本質をえぐいほどついてくるいやらしい本ですねw
しかし、人の本質に気付かされるほど、とても素晴らしい内容でした!
皆さんは『錯覚資産』って聞いたことありますか?
僕は今まで聞いたことがなく、ニュースアプリで、林先生がテレビで『錯覚資産』を紹介したことを知り、この本にたどり着きました。
この本を読んで、僕は『錯覚資産』とは、自分に対して都合のいい思い込みと考えました。
自分に思い込みがあるということは、他人も思い込みがあるということになり、これは人間の脳の構造上、どうしても避けられないことのようです。
しかし、『錯覚資産』がどういうものなのかを、『知っている』のと『分かっている』のと『理解している』のと『行動している』のでは、えらい違いです。
『知っている』『分かっている』『理解している』だけで『行動している』をしていなければ、分かっていないのと一緒です。
本のタイトルのとおり、人生は運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっています。
正直、僕はこの本を読むまで
『そんな馬鹿な、実力より運が重要なら、頑張っている人は報われないのか?』
『相手を勘違いさせて得た結果なんて、詐欺に近いんじゃないか?』
と、まさにこの本の術中にハマったかのごとく、自分都合の思い込みをしていました。
実際に読んでみてビックリ!
確かに振り返ってみれば、世の中は『錯覚資産』で溢れかえっており、自分自身にも同じことが起きていると驚きました!
本で書いてあるとおり『錯覚資産』を上手く活用できれば、確かに人生イージーモード、逆に『錯覚資産』を分かっていないと人生ハードモードになるなと。
悪い方向へと利用してしまうと、それは『詐欺』になります。
いい方向へと利用すれば、あなただけでなく周りの人もハッピーにすることができます!
人によっては、本の冒頭は納得のいかないことや無理やりすぎると思う人も、いるかもしれません。
しかし、最後まで読んでください。
きっと、そのときあなたは、『読んで良かったな!』と思ってもらえる、そんな本です。
読んでみて損はありません!
ぜひ!