頭に来てもアホとは戦うな!
田村 耕太郎さん著書の『頭に来てもアホとは戦うな!』を読みましたので、感想を書いていきます。
この本を読むちょっと前に、『バカとつき合うな』を読んだので、似たようなタイトルである『アホとは戦うな』のタイトルを見て、同じような内容なのかなと勝手な思い込みから見はじめた本でした。
いい意味で、全く想像と違った!
『バカとつき合うな』は、世の中のバカを徹底的にdisり、無駄なことをどんどんと省いていく、しかし最後には自分もバカになるほど熱中しろという、読んでいて痛快で面白い本でした!
しかし『アホとは戦うな』では、世の中の『アホ』が出てくるのですが、どうやって上手くやっていくか。
社会に出ている以上、避けては通れない『アホ』と戦うのではなく、味方にしてしまえという、面白い発想だなと感じました。
ではいったい、世の中にはどんな『アホ』がいるのでしょうか?
- あなたがわざわざ戦ったり、悩んだりする価値のない人
- 不条理な人
- 理由もなく足を引っ張る人
- 人をおとしいれて、自分の価値を上げる人
こういうたいていの『アホ』はだいたい暇なんだそうです。
そして、あなたに強い関心があるから寄ってくるんです。
好きも嫌いも、どちらも強い関心です。
この本では、そんな『アホ』戦うのではなく、むしろ味方につけてうまく使ってしまえと書かれています!
では反対に、どんな人が『アホ』と戦ってしまうのか?
- 正義感が強い
- 自信にあふれる
- 責任感が強い
- プライドが高い
- おせっかい
正義とは常にまかり通るものではなく、人によって正義の考え方は違います。
自信があると人は自分に甘くなり、やりすぎた責任感で他者と戦ってしますのです。
また、プライドなんか邪魔です。プライドなんてちっぽけなもの誰も見てなんかいません。
そして、おせっかいをする人は、純粋な人が多いが、裏を返せば、自分なら問題を解決できると思っている自信家でもあります。
どうでしょうか?
ここまで読んで自分自身や周りを見渡すと、『アホ』と『アホと戦う人』が見えてきませんか?
この本を読み進めると、まるで自分の事を言われているようでドキッ!っとしました・・・
著書である田村さんの経験を元に書かれている本なので、実際にこれまでいた『アホ』や、田村さん自信が『アホと戦う人』の時もあったと、赤裸々に描かれているので、とても共感できることも多く、これからの自分の生き方に代用できるなと深く感心しました。
この本を読んで一番印象に残ったのは、『自分と向き合うことの大切さ』です。
どんなに周りに『アホ』がいても、戦うのか味方にするのかは、結局自分が決めることです。
自分の目標はなんなのか?
どこへ向かっているのか?
やりたいことはなんなのか?
そのビジョンに向かっていくためには、『アホ』と戦っているエネルギーと時間は無駄なのです。
そして、他人から何を言われようが、どんな評価を受けようが、どうでもいいんです。
自分が向かっているビジョンがあるのなら、他人の評価なんてまるで意味がありません。
だったら、その人を上手く使って、自分の夢に少しでも速く到達するための努力をしよう。
結局は、自分の人生に満足できるかが、すべて
まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください!
くれぐれも、『アホとは戦うな!』
頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
- 作者: 田村耕太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/07/08
- メディア: 単行本
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