『あたりまえを疑え。』:書評
澤円さん著書の『あたりまえを疑え。』を読みましたので、感想を書いていきます。
もっと早くこの本に出会い、澤円さんを知りたかった…!!!
心からそう思える一冊でした。
2019年一発目に読んだ本ですが、早くも今年のベスト本ですw
『あたりまえを疑え』
『疑え』といっても、常に疑心暗鬼になって、人のあら捜しをしろというわけではなく、日常的に『あたりまえ』にしている考えや行動を『疑え』ということです。
あなたが行っていることは、周りから言われてやっている『あたりまえ』になっていませんか?
昔からやっているから、それが『あたりまえ』になっていませんか?
上司の命令だからやって『あたりまえ』に思っていませんか?
『あたりまえ』に縛られてはいけない!
もしあなたが縛られているのなら、この本を読むことで開放されるかもしれません。
なぜならば、この世の中に『あたりまえ』や『常識』なんて無いのです。
もし人から『そんなのは常識だろ』・『あたりまえだろ』なんて言われたら、それはその人の『ものさし』であり、ただの思いこみです。
無視していいのです。
時間・タスクを疑う
『あたりまえを疑え。』を読むことで、『貴重な時間』に対して具体的な方法と考え方が載っていますので、実践することであなたの本当の時間が取り戻せます。
自分の時間を取り戻せれば、その時間で好きな事も出来ますし、やりたかったことにも挑戦できます。
また、自分だけではなく、相手を気遣える時間の考え方ができます。
日本人の悪い風習で『礼儀正しく時間を奪う人』になってはいけない!
相手を気遣っているようで、実は相手の貴重な時間を奪っている。そんな無自覚なことも多々あります。
この本を読めば、何が無駄なのか、何が大切なのかを学べます。
ルール・慣例を疑う
あなたの周りには『これがルールなのだから従え』『昔からこういうやり方だ』『ダメなものはダメ』などと強要してくる人っていませんか?
そんな時は上記に書いた通り、無視していいです。
なぜならば、過去の栄光を話す人や価値観の押し付けをする『同調圧力』には何の価値もないからです。
では何が大切なのか?
自分で考えることです。
年齢が自分より上だからとか、自分より経験があるからといって、なんでもかんでも他人の『ものさし』で動いていたら、あなたは『思考停止』しているのと一緒です!
コミュニケーションを疑う
みなさんは誰かにプレゼントを贈るときに、どんなことを考えて贈りますか?
相手の喜ぶ物?
相手の笑顔?
相手が送った物を使った姿?
いずれにせよ、相手を『ハッピー』にしたいと思ってプレゼントを贈りますよね。
人が喜んでくれるのは、その人の期待値を超えた時です。
ところで、みなさんは人前でプレゼンや発表をする機会はありますか?
プレゼンや発表の場で陥りやすいミスが『話さなければならないこと』を話してしまうことだそうです。
つまり、自分が言いたいことだけを一方的に喋るだけで、こちら側の勝手な都合なのです。
相手からすれば、貴重な時間を使ってまで『聞かなくてはならないこと』ではないということです。
プレゼンの目的 = 聞いた人がよろこんで行動すること
聞いた人が行動しないと、そもそもプレゼンの意味がないのです。
うまく話すことや喋り方が上手なことに越したことはないですが、どうすれば聞き手がハッピーになれるのかを常に考えよう。
マネジメントを疑う
みなさんは一日に何回『判断』するでしょうか?
朝ごはんは何にしようかな?
今日はどの仕事に手を付けるかな?
帰りはどこに行こうかな?
人生は『判断』の連続です。だからこそ『早めに判断』を下しましょう!
しかし、人は失敗することもあります。その判断が間違っていることもあります。
でもいいんです、失敗して。
失敗は必ず起こります。むしろ人は絶対にミスをしたり失敗をする生き物です。
だったら、最初から『日ごろのミスするパターン』を前提にして動けばいいのです。
日本では『失敗』する人を叩いたり悪者扱いにする風習があります。
僕はこの風習が大嫌いです。
失敗したっていいんですよ!その失敗を次に活かして大きく成長すればいいんです!
ぜひみなさんにも、人の失敗を許容して、誰もが自分からチャレンジできる環境を作ってあげてほしいなと思います。
自分自身を疑う
ここはとても難しいと感じました。
自分が信念を持ってやっていることに、疑えますか?
正しいと思って行動していることに、疑問を持てますか?
この本を読んでいて『自分を疑う』ことがとても気になっていたので、朝渋に参加して澤さんへの質疑応答の時に、ズバリ聞きました。
と~る『自分自身を疑うにはどうすればいいですか?』
澤さん『アウトプットして、フィードバックを受けてください。』
なるほど!
つまり自分で気づけないのなら、相手に気づかせてもらえばいいのです。
ここで人間性が出ると思います。人からの指摘を真摯に受け止め行動できる、それとも余計なことを言うなと聞き流してしまうのか。
どちらが自己成長につながるかは明らかですよね。
また、アウトプットをするということは、相手に価値ある情報を届けているということです。
上記のプレゼンの目的のとおり、聞いた相手がよろこんで行動してくれる、情価値ある報を与える。
世の中、ギブアンドテイクといいますが、とにかくギブです。まずはギブです。
ギブアンドギブアンドギブでもいいくらいです。
これこそが、人脈作りの最大のコツと、澤さんは書かれています。
人脈を作る = 相手に価値があるものを提供する
そして、価値あるアウトプットを続けていると、価値ある情報がインプットされるようになります。
ぜひみなさんも、自分から相手にギブファーストで、先に価値を提供してみてください!
まとめ
僕は『あたりまえを疑え。』を読んで、本当にもっと早くこの本と出合いたいと思いましたし、澤円さんをもっともっと早く知りたかったです。
こんなにも人を知りたいと思えたのは久しぶりの気持ちでした。
本の最後の方に、こう書かれています。
夢は人に伝えよう。そうすれば叶いやすくなる
僕の夢を書きます。
澤さんと一緒に仕事がしたい。
そして澤さんのように、プレゼンで人を喜ばせて行動してもらいたい。
そして、僕は『困っている』を助けて力になりたい。
シングルマザーで頑張っている人を助けて力になりたい。
動物の殺処分を救って力になりたい。
どんどんチャレンジしたい若い人たちに、どんどんチャレンジできる環境を作って力になりたい。
今はまだ夢かもしれません。
しかし、どうすれば夢を叶えられるのか。
行動するだけです!
夢を実現するために行動します!
今回書いた書評は、本の中のほんの一部だけです。
世の中の『あたりまえ』に縛られている人
今の自分を少しでも変えたい人
少しでも澤さんを気になった人
そんな人たちに、ぜひ読んでもらいたい本です!