分断を生むエジソン/北野唯我:書評
北野唯我さん著書の『分断を生むエジソン』を読みましたので、感想を書いていきます!
北野唯我さんの本は、『転職の思考法』と『天才を殺す凡人』に続く3冊目となります。
今回の『分断を生むエジソン』に出てくる登場人物は、『転職の思考法』と『天才を殺す凡人』を読んだ人には分かる、ニヤッとしてしまう人が現れます。
『おぉ!この人とこの人がタッグを組むのか!』と、冒頭からワクワクする内容に、読む手が止まりませんでした!
まずは『分断を生むエジソン』を一言でいうと
一言で言い表せない・・・
凄い難しいビジネス書や哲学書かというとそうではなく、物語形式なのでとても読みやすくわかり易く面白い!
では、どんな本なのかと言われると、とても要約しづらい・・・
それでも人にオススメをする時に、どうにかひねり出して伝えるとするのならば
リーダーとは、世の中で分断されている立場の人たちを繋ぐ役目をしている。
その役目を具体的に可視化・言語化した一冊!
自分で言っていてよく分からない・・・
この本では世界(世の中)は4つに分断されていると書かれている。
西の国:中部:東の国:南部
そしてこの国の影響力の割合は
1:2:10:100
西の国:好奇心に溢れたスピード感ある、いわば天才が集まる国。最新のテクノロジーを生み出し駆使することで、新しい世界を作っていく。しかし、常人に理解されず苦しむ。
東の国:経済の成長と歴史を重んじる国。保守的な人間が集まり、変化することを快く思っていない。
中部:西と東の間に位置する国。西の新しいことを取り入れルールの執行をし、東との橋渡しとなる中立的な存在。
南部:もっとも多い常人がいる国。自身の生活や安定に重きを置き、共感を好む。社会に不満があるときには西へ行き、経済に不満があると東へ行く。
図としてはこちら
そしてそれぞれの国を繋ぐ5人のリーダーの役割がある。
ここまで見て頂いてどうでしょうか?
とても面白そうな興味ある内容じゃないですか?
実際に読んでみると、北野さんの考えや言語化に驚かされますし、1ページ1ページ進むごとにワクワクが止まらず、一気に読み終えてしまう程でした!
何より、4つの国と5人のリーダーの話だけではなく、この本は物語として読み進めていくので、登場人物の葛藤や成長を楽しむことができます。
そして何より、読了した時に一番成長しているのは、自分だということに気づきます。
この本を読む前にできれば、『転職の思考法』と『天才を殺す凡人』を読んでから『分断を生むエジソン』を読まれることをオススメします!
より一層、理解が深まるとともに、物語に没頭できること間違えなしです!