『LIFE SHIFT』(ライフシフト):読書感想
リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット(著)
池村千秋さん(訳)
『LIFE SHIFT』(ライフシフト)を読みましたので、感想を書いていきます。
人生100年時代突入!
ほんの少し前までは
60歳で会社を退職してその後は老後生活
なんていうのがあたりまえで、自分もいつかはそういう人生を歩んで行くものだと思っていました。
しかし時代はゆっくりと、しかし着実に変わっています。
定年の年齢は引き上げられ、65歳以上でも働き
年金の受給年齢も引き上げられ、今の若い人たちは将来年金がもらえるのか不安になり
これまでの自分の親や祖父母の歩んできた人生は当てにならなくなってきている
なぜならばこれまでは『教育 → 仕事 → 引退』の3ステージでよかった。
しかし、今や時代は人生100年時代。
人の平均寿命は年々の伸びており、特に2007年以降に生まれた子供はなんと50%の確率で107歳まで生きるそうです。
長ぇな人生
人生が長くなるということは、その分お金がかかる
お金がかかるから、長く働く必要がでてくる
でも今の働き方・生き方のままで、この先も同じように働いて生きていくことができるのか?
結論をいうと働けません・生きていきません。
このことにまだ気づいていない人も多いですし、自分には関係ないと思っている人も多い。
ではどんな生き方をすればこれからの人生100年時代を生き抜いていけるのか?
ぜひLIFE SHIFTを読んでください!
と、言いたいところですが、この本、結構なボリュームなので
100年を生き抜くためのヒントを本の中から抜粋していきます。
- 過去の生き方は役に立たない
- 『老いている』『若い』の概念が変わる
- 人生のマルチステージ化
- 学び直しとスキルの再取得に投資
- リ・クリエーション(再創造)
- 年齢とステージがイコールにならない
- 長く生きることを前提とした人生計画
- 企業人事制度の変化
- 病気の克服
- パートナーとの関係性
- 誰でもできる仕事はテクノロジーが代替する
- 有形資産はやり直しができる
- 無形資産はやり直しができない
- 知識の量ではなく、その知識を使ってどう体験したかが重要
- 自分の知識やスキルを活かす場所は慎重に選べ
- 評判の良さは、実際の行動の良さ
- 考えることではなく、行動することで変化する
- 人に出会いたければ人のいるところに飛び込め
- 経験したことのない人生を想像するのは難しい
- 3.0シナリオ/3.5シナリオ/4.0シナリオ/5.0シナリオ
- 長寿化の恩恵は『時間』
- 思春期の柔軟性を大人になっても保持し続けることの価値
- 必要ならば過去との決別をする
- 職を探すのではなく、自分の職を生み出す
- コピーされることは高く評価されている証
- セルフコントロール能力
- いま変化を予期して行動する時
- なにをしたいのか、どのように達成したいのか
- 創造性・イノベーション・優しさ・思いやり
- 社会が変わるには、長い時間がかかる
ちょっと長くなりましたが、本の内容はこれだけではなく、さらに詳しく書かれています。
しかし書いてあることが全て正しいわけではなく、読んだ人が何を選び何を選ばないのか?
そんな、あなたの人生の一つの指針を見つけるためにも、とても素晴らしい本です。
もし、上記の中から一つでも気になる言葉がありましたら
ぜひ『LIFE SHIFT』を読まれることを、オススメします!