MINDSET(マインドセット)「やればできる!」の研究:書評
著者:キャロル・S・ドゥエック
訳:今西康子さん
『MINDSET(マインドセット)「やればできる!」の研究』を読みましたので、感想を書いていきます!
この本と出会ったのは、澤円さんが仰られている『マインドセット』という言葉がきっかけでした。
マインドセットとは『心のあり方』です。
この本では2つのマインドセットを実際にあった著者の体験に基づいて『人は変わることができるか?』を実証している内容となっています。
2つのマインドセットとは
『硬直マインドセット=fixed mindset』
自分の能力は固定的で変わらないと信じ、自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない人
『しなやかマインドセット=growth mindset』
人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができるという信念を持っている人
上記の2つのマインドセットを前提として、様々な人々の体験が書かれています。
例えば
硬直マインドセットの人は
自分が他人からどう評価されるかを気にする
しなやかマインドセットの人は
自分を向上させることに関心を向ける
硬直マインドセットの人は
つまずいたらそこで失敗
しなやかマインドセットの人は
成長できなければ失敗
硬直マインドセットの人は
自分の信じ失敗を認めない
しなやかマインドセットの人は
失敗を恐れず、例え失敗してもそこから学ぶ
このような比較をする話や、どのようなマインドセットを持つことで『しなやかマインドセット』に変わることができるのか?
- マインドセットとは?
- マインドセットの違い
- スポーツ
- ビジネス
- つきあい
- 教育
- マインドセットをしなやかに変える
各章に分けて『しなやかマインドセット』が、いかに人生において重要な考え方になるのかが、分かりやすく書かれています。
読み進めていくと、自分がいかに『硬直マインドセット』でいたかを実感しました・・・
特に、僕は自己肯定感が低い過去がありました。
今でこそ、多少なりとも自分なりの自信の付け方や、生き方・考え方を変えることができましたが、これまでなにか特別なことを成し遂げたこともなく、常に誰かと比較してしまい『自分はなぜこんなにもできないのだろうか?』と悩んでいたこともありました。
しかし、そんなことはどうでもいいのです!
この本を読了して僕なりに『しなやかマインドセット』と『硬直マインドセット』の違いについて考えました。
『しなやかマインドセット』とは
常に挑戦し続けて楽しむ心のあり方
では『硬直マインドセット』は反対の『挑戦しないこと』
ではなく
『硬直マインドセット』とは
挑戦を諦めた心の在り方
と感じました。
挑戦=チャレンジを『しない』のと『諦めた』は似ているようで違います。
『しない』は行動の判断
『諦めた』は心の判断
心の判断であればマインドセットで変えられるハズです!
人は変われます!
ぜひ、『MAINDSET』を読んで、しなやかマインドセットを手に入れませんか?