自分の弱みは克服するべきか?
皆さんは、自分の『弱み』や『欠点』などを把握しているでしょうか?
または『苦手』なことってあるでしょうか?
よく、『弱みや苦手から逃げずに、克服する努力が必要!』と持論を迫ってくる人がいますが、本当に自分の弱みを克服する必要があるのでしょうか?
いきなり『?』が3つではじまりましたが、今回は『弱みの克服』について、僕なりの考えを書いていきます!
そもそも自分の『弱み・欠点・苦手』は何を基準にしてますか?
- 人と比べて
- 点数を基準にして
- 何となくの感覚で
と、恐らく誰かや何かと比べた結果、『自分には向いていないんだな・・・』とか『苦手だな・・・』と感じることが多いかなと思います。
僕自身も
- 考えなし
- 飽きやすい
- 数字が苦手
- 0→1が弱い
- 集中が散漫しやすい
などなど、数えだしたらきりがない程、『弱み・欠点・苦手』が多くあります。
一言でいうと『コンプレックス』にも近いかもしれません。
以前の僕は、その『コンプレックス』に悩み苦しんでいた時期もありました。
『何で自分はできないんだろう・・・』
『なぜあの人はできるんだろう・・・』
『どうして一般的や当たり前ということが分からないんだろう・・・』
自分には出来ないことを『できる誰か』や『世の中の一般や当たり前』と比べては、自分はなんてだめな人間なんだと、悩み苦しんでいました。
時には、他人からも『ダメなやつ』というレッテルを貼られることで、余計に落ち込んだときもあります。
『弱み・欠点・苦手』は克服せねばならない、それらは見せてはいけない、隠さなくてはいけない、あってはならないという、固定概念や思い込み、時には脅迫概念すらありました。
その思考になるのは、そういった教育をされてきたからです。
例えば、学校のテスト。
それまでの授業や教科書の内容をどれだけ覚えているかを点数で測り、クラスや同年代の中での順位が決まる。
そこでは、誰より出来た・出来なかった、平均より良かった・悪かった、世間一般から見たら点数が高い・低いなどを、誰かや何かと比べ、出来ていれば褒められ、出来ていなければ叱られる。
そして、出来ていないところを出来るようにするための教育をされていました。
つまり、『日本の教育』と言ってしまうと主語が大きくなりますが、少なくとも僕が日本で受けてきた教育は、出来ていることを更に伸ばすのではなく、出来ないことを克服するように教えられてきた経験があります。
もちろんこの教育は誰が悪いという犯人探しをしたいのではなく、社会のあり方や教育全般の問題と感じています。
そしてその教育が少なくとも義務教育の9年間、高校や大学を入れれば12~16年間も続いた後に社会に出ていく。
更には社会に出たあとでも、『弱み・欠点・苦手』は克服せねばならない・見せてはならない・隠さなければならないと、今度は教育というよりも雰囲気や空気感などがありました。
なぜその様な雰囲気になっているかと言えば、その場にいる誰しもが同じような教育を受け体験をし育ってきたからに他なりません。
では、そんな『自分の弱み』とはこれからも克服しなくてはならないのでしょうか?
僕は『弱みは克服しなくていい』と考えています。
理由は3つです。
- 時間とエネルギーがかかるから
- そもそもやる気が起きないから
- 弱みは強みに変えられるから
1.時間とエネルギーがかかるから
『弱み・欠点・苦手』とは、やったこと・やろうとしていることが出来なかったり足らなかったりするから『弱み・欠点・苦手』なのです。
『できないこと』を『できること』にし、伸ばしたり高めたりするためには、相当な時間とエネルギーが必要になります。
それは時には、自分だけでなく人の力も必要な場合があります。
さらには、克服しようと頑張った結果、思うより伸びなかったといったこともあります。
こうなってしまうと、モチベーションもだだ下がりです。
そこまで時間・エネルギー・モチベーションを使うのなら、自分の『弱み』に使うのではなく『強み・得意なこと・好きなこと』に使うことで、それらを更に伸ばしたり広げたりすることが出来ます。
だからこそ『弱みは克服しなくていい』のです。
2.そもそもやる気が起きないから
自分ができないことって、やる気が起きなくないですか?
人によっては
『できないことに挑戦する』
『苦手を克服することに成長がある!』
『できなかったことが出来るようになることに燃える!』
という価値観がある人もいらっしゃることは把握していますし、僕自身もその様な想いで行動し結果が出たこともあります。
ただ、根底にある考えで言えば、やっぱり苦手なことをやるのは腰が重いですし、ポジティブな気持ちにはなり辛いです。
『1.時間とエネルギーがかかるから』に繋がりますが、そもそもやる気が起きないので、気分やモチベーションを上げるにも時間とエネルギーを使いますので、言ってしまえば『弱みを克服する』という行為そのものは効率が悪いんです。
それでも、なぜ『弱みを克服する』という思考や行動になりやすいかというと、それを乗り越えたストーリーが美談や根性論にしやすいからです。
そして、『弱みを克服したこと』を一定の評価にしているからです。
例えば、学校では先生からの評価として『協調性が足らない』『国語の点数が良くない』『忘れ物が多い』など通知表に書かれます。(僕のことですが)
そしてそれらを克服するように書かれ、克服できたときには褒められ、できないと再度書かれるという、『評価』をされていました。
社会に出てからも、例えば個人の目標の中に『主体性』『協調性』『成績』など様々な評価される項目があり、ここでもやはり出来たことよりも出来なかった事に焦点を当てて『評価』して『改善』するように言われてきました。
このような、ずっと『弱みを克服すること』を強要され続けていると、そもそもやる気なんて起きるわけがありません。
だからこそ『弱みは克服しなくていい』のです。
3.弱みは強みに変えられるから
これが最大かつ最高の理由です。
あなたの『弱み・欠点・苦手』は、本当に『弱み・欠点・苦手』でしょうか?
それは、誰や何と比較した『弱み・欠点・苦手』でしょうか?
自分が出来ること・出来ないことも含め、それはそれ以上でもそれ以下でもなく、『事実』という1点で構成されています。
つまり、これこそ『自分は自分、他人は他人』なのです。
そして、少し見方を変えてみれば、あなたの『弱み・欠点・苦手』は『強み・長所・得意』に変えられることができます!
だからこそ『弱みは克服しなくていい』というよりは『そもそも弱みなんてない』とも考えられます!
そして弱みを克服するのではなく、全ては強みに変換することで強みを伸ばすことに集中することも出来ます!
『強み』というのは自分の『得意なこと・好きなこと・続けていること』に繋がりやすいので
- モチベーションが高かったり
- 自己肯定感も上がったり
- ワクワクしていたり
- 生産性が上がったり
- 熱意を持てたり
と、いい事づくしです!
ぜひあなたの心の中で、『弱み』で苦しんでいる時がありましたら
『弱みなんてない!全ては強み!』と変換し認識できるだけで、人生がとても生きやすくなりますよ!
ではまた!
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