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1兆ドルコーチ/エリック・シュミット:書評

 

 

 

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エリック・シュミット著書の『1兆ドルコーチ』を読みましたので、感想を書いていきます!

 

 

 

 

初めてビジネス書で泣いた・・・

 

 

もはやビジネス書ではなく、自叙伝でもない

 

なにかカテゴリーに分類されるものではない、本当に素晴らしい内容でした。

 

 

この本のモデルとなった『ビル・キャンベル』は、すでに2017年に惜しまれて亡くなっている人物です。

 

そんな誰からも愛され、コーチとして活躍したビルの

 

  • コーチそしての気構え
  • コーチとしての接し方
  • コーチとしての決断

 

これだけでは収まりきらない『コーチ』という役割について、深く語られている内容です。

 

これまでビルがコーチを行ってきた人たちも。これまた凄い!

 

アップル共同創業者:スティーブ・ジョブズ

アップルCEO:ティム・クック

グーグル元会長兼CEO:エリック・シュミット

グーグル共同創業者:ラリー・ペイジ

アマゾンCEO:ジェフ・ベゾス

 

などなど、一部の名前を上げても誰もが一度は聞いたことがある名前や企業のCEOクラスのメンバーをコーチしている!

 

そもそも、上記の企業のCEOといえば、社会的には『成功した人』と思われているはずなのに、そんな人たちでさえ悩みがあり、相談する人がいることに驚いた。

 

むしろこの本を読むことで、そのような成功者達ほど悩み・苦しみ、アドバイスを求めているのだということも知れた。

 

『1兆ドルコーチ』を読むことで、リーダー・マネジャー・コーチの役割や大切さを知ることができます。

 

もちろんテクニック的なことも書かれてはいますが、何より大切なのは人だと学べます。

 

 

実際に、ビルは人を愛していました。

 

好きではなく、愛しているんです。

 

 

特に昨今よく聞く『心理的安全性』

 

会議などで誰もが批判されず安心して発言できる場を作るという定義ですが、ビルはこの理論が言語化される以前から、直感として行ってきていました。

 

それは、ビルが人を愛しているからこそ、誰にでもフラットに接し、誰にでも平等に発言する権利があると言っています。

 

『若手の意見を聞きたい』

『どんどん発言してほしい』

『自主的に動いてほしい』

 

なんて言葉は、よく企業内で経営陣や上司から言われる言葉ですが、果たして本当に意見が言いやすく発言が遮られずボトムアップできている企業はあるでしょうか?

 

結局は自身の肩書や年齢や会社の方針という言葉で押さえつけ、誰も発言できないという事を、僕自身も体験してきました。

 

この本の中でビルは『そんな企業はクソくらえだ!』と罵り、いかに人が大事かという事を読む人に教えてくれます!

 

 

 

 

 

『1兆ドルコーチ』中で、最も心に響いた1節を載せます。

 

人がすべて

あらゆるマネジャーの最優先課題は、部下の幸せと成功だ

『1兆ドルコーチ』P76

 

 

とにかく人、人がすべて

 

口では言っていても、頭では理解できていなく行動にも表せていないのが、企業の現状だと思います。

 

この本は、リーダー・マネジャー・課長・部長・経営陣など、役職者として誰かの先陣に立ち、突き進んでいる人にこそ読んで欲しい1冊です!

 

300ページあり読み応えたっぷりですので、この年末年始にじっくり読むことをオススメします!

 

読んで損は全くありません!

ぜひ年明けからのマネジメントに役立ててはいかがでしょうか?

 

ではまた!