NEWTYPE(ニュータイプの時代)/山口周:書評
山口周さん著書の『NEWTYPE/ニュータイプの時代』を読みましたので、感想を書いていきます!
久々読んでいて心のそこからワクワクする本でした!
僕の中で、間違えなく2019年ベスト5に入る1冊です!!!
著者の山口さんは本書の中で
思考や行動の『オールドタイプ』と『ニュータイプ』の違いについて、8章からなる内容で言及されています。
その中でも僕が一番興味を惹かれたのが
『役に立つ』から『意味がる』へ
という内容です。
簡単に言うと(本来は簡単には説明しづらいのですがあえて)
役に立つ物やサービスは、すでに今の時代はそこらじゅうに溢れかえっており、役に立つを前提とした『正解』には価値がない。
大切なのはその商品やサービスの『意味』。
その『意味』にどれだけの熱意やストーリーがあるのかで、人の心を動かすことができる。
これは、なにも商品やサービスと言ったなにかを売る行為だけではなく、人と人の関係にも『意味』が大切になっていきます。
特に『働く』といったことです。
ただ単に、企業内のKPIを示しそこにどれだけ取り組め生産性を上げて結果を出せたかの仕事しかできない人・考え方しかできない人は典型的な『オールドタイプ』になります。
今の仕事で、どれだけ世の中を良くしていき未来をどうしたいか!
正解を導き出すのではなく、問題を定義する!
このような『意味』を持って仕事に取り組める人、『意味』を伝えて人を動かせる人が『ニュータイプ』になります!
この『意味』について僕はとても興味を惹かれるのと同時に、深く考えさせられました。
本書内で『意味』について面白いことが書かれています。
下記は自動車業界の『意味』についての図です。
例えば日本の大衆車は『役に立つけど意味がない』
これは、人が多く乗れて荷物も詰めて長距離を楽に移動できることに『役に立つ』が
各社、似たようなコンセプトで作り大差がないことから『意味がない』領域に入り、結果として真似されやすくレッドオーシャンになっている。
『役に立つし意味もある』領域はベンツやBMWなどの欧州車に多いのが分かります。
これは、そこそこ人も荷物も載るし長距離の移動もできる。
日本車に比べて高価ではあるが、『ベンツに乗る』『BMWに乗る』と言った意味が付属してきます。
その意味に日本車より高いプラス数百万円を支払っているのです。
重要なのは右下の『役に立たいが意味がある』領域です。
フェラーリやランボルギーニにを見て分かるように、人は2人しか乗れず荷物も詰めないし、馬力があって爆音なのにその力を生かせる場所がなく走る道も限定される。
しかしこんな『役に立たない車』が売れるのです。
数千万円~数億円する役に立たない車がです。
つまり、この領域の車を買う人には『唯一無二の意味』があり、そのブランドの意味とストーリーに惹かれ購入しているのです!
この『意味』と『ストーリ』を生み出せる人が、これからの時代に活躍できる人となっていきます!
しかし『意味』と『ストーリー』を創ることは簡単ではありません。
簡単ではないからこそ真似されることなく唯一無二となり、その『意味』と『ストーリー』に人が惹きつけられコアなファンができるのではないでしょうか?
これについては、僕も今の仕事の『意味』を見言い出さないことには、他社との段別化にならずにその他大勢の一部にしかなりません。
そして僕自身にも『意味』と『ストーリー』が大切になっていきますね!
新たしい時代の思考法や行動、『意味』ということを学びたい方は
ぜひ読んでみてください!
ワクワクする内容に楽しめる1冊です!