直感と論理をつなぐ思考法/佐宗邦威:書評
佐宗邦威さん著書の、『VISION DRIVEN-直感と論理をつなぐ思考法』を読みましたので、感想を書いていきます!
この本は下記の人にオススメしたい内容になっています!
- 他人の満足ばかりを考えてしまう人
- 自分の考えを出すのが苦手な人
- ビジョンや考えはあるのに、人に伝えるのが苦手な人
- 妄想が激しく、他人に理解されづらい人
- 自分の余白がない人
もし一つでも当てはまる人がいましたら、ぜひ読んでほしい一冊です!
これまでの日本のビジネスの考えとして
『直感なんてあてにならない!』
『妄想なんて良いからエビデンスを出せ!』
『データに基づいた戦略こそがビジネスだ!』
なんて考えや同調圧力も多いのではないでしょうか?
でも、考えてみてください。
今ある技術やテクノロジーは、みんな最初は誰かが考えた妄想やビジョンから生まれてきたもののはずです!
そんな妄想やビジョンを鼻で笑う人もいても、常識を覆し必ず実現させて世界を変えてやるという熱意と、狂信的な妄想を信じやり切った結果が、今のこの時代を作り、これからの時代を作っていく人たちなのではないでしょうか?
そんな人達に共通して言えることは、考えてから行動するよりも、直感や妄想を具体的な『かたち』にして周囲の人から共感を得て巻き込んでいき実現させるパワーがあることです!
この本では、そんなビジョン思考の考え方をとても分かりやすく書かれています。
『妄想→知覚→組換→表現』を一つのサイクルとし、各項目ごとに何を考えどんな行動をするために、その項目を養う方法までもが、イラストも付きながら丁寧に説明をされています。
また、読了して、やはり行動が全てなんだなと感じました。
考えて考えて考え抜いたにも関わらず、いざやってみたら上手く行かず、他の手段がなく先に進めなくなることも往々としてあるかと思います。
時代の変化が激しく『確実にわかる未来などほとんど存在しない』今の世の中であれば、周期の短いトライ&エラーを繰り返していったほうが、結果的にスピードもクオリティも高いものが出来上がる可能性が大きい時代です。
特に、これまでの日本企業に蔓延している『データ収集→会議→構想→意思決定→上申→審議→承認→取り掛かり』では時代の変化についていけないのではないのかと感じます。
この『行動』のモチベーションになるのは、やはりその人自身がワクワクする『妄想』や『ビジョン』が大切になってきます!
ぜひ、この本を読んであなたの『妄想』を実現させるための一冊にしてみてください!